帝国ロシアとムスリムの法 Imperial Russia and Muslim laws
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帝国ロシアとムスリムの法 = Imperial Russia and Muslim laws
昭和堂, 2022.2
- タイトル読み
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テイコク ロシア ト ムスリム ノ ホウ
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収録内容
- ロシア・ムスリム・Legal pluralism / 磯貝健一著
- 中央ユーラシアのムスリムとロシア帝国法 / 磯貝真澄, 塩谷哲史, 磯貝健一著
- ロシア帝国的「イスラーム法」の構造 / 磯貝真澄著
- 「仲裁」するシャリーア法廷 / 塩野﨑信也著
- 二種の判決文 / 磯貝健一著
- 改革と水利 / 塩谷哲史著
- 「法多元主義」余聞 / 大江泰一郎著
- 南京の英国人 / 田口宏二朗著
- 妻の権利をめぐる人間模様 / 和崎聖日著
- 実定法学の視点、歴史学の視点 / 伊藤知義著
- 「古き法」と「新しき法」の交錯 / 宮下修一著
- シャリーア法廷文書収集・研究プロジェクトの二〇年 / 堀川徹著
内容説明・目次
内容説明
１９世紀‐２０世紀初頭のロシア帝国統治下のムスリム社会を、そこで交錯する複数の「法」に焦点を当てて考察する。また、法的多元状況を比較するため、ロシア法制史・中国近代史・人類学の論考も合わせて収録し、巻末には法学研究者の論評も取り入れるなど、多角的な分析を試みる。
目次
- ロシア・ムスリム・Ｌｅｇａｌ Ｐｌｕｒａｌｉｓｍ—歴史学と法学の対話
- 第１部 ロシア帝国のムスリム諸地域（中央ユーラシアのムスリムとロシア帝国法—宗務行政と植民地行政；ロシア帝国的「イスラーム法」の構造—ヴォルガ・ウラル地域のムスリムの婚姻・離婚；「仲裁」するシャリーア法廷—南東コーカサスにおける裁判の制度と実態；二種の判決文—中央アジア・シャリーア法廷の文書作成業務；改革と水利—トルキスタンの水利権法（一九一七年）への道程）
- 第２部 法の多元性をめぐって（「法多元主義」余聞—帝国ロシアの法秩序における一元性と「多元性」；南京の英国人—中華民国期の都市不動産と法の多元性；妻の権利をめぐる人間模様—現代ウズベキスタンの「法」制度と運用）
- Ｄｉｓｃｕｓｓｉｏｎ１ 実定法学の視点、歴史学の視点—歴史学・人類学と法学との対話は可能か
- Ｄｉｓｃｕｓｓｉｏｎ２ 「古き法」と「新しき法」の交錯—財産権・婚姻・裁判にみる相克と調和
- Ｅｐｉｌｏｇｕｅ シャリーア法廷文書収集・研究プロジェクトの二〇年
「BOOKデータベース」 より