ねじ曲げられた桜 : 美意識と軍国主義

書誌事項

ねじ曲げられた桜 : 美意識と軍国主義

大貫恵美子著

(岩波現代文庫, 学術 ; 445)

岩波書店, 2022.3

タイトル読み

ネジマゲラレタ サクラ : ビイシキ ト グンコク シュギ

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注記

2003年4月刊の文庫化

引用文献: p327-368

内容説明・目次

内容説明

日本の将来を担うべき多数の若者が、特攻機に搭乗して海の藻くずと消えていった—「桜が散るように」。為政者は桜の美しさを、ナショナリズム高揚と戦争遂行に利用したのだ。上巻では、古代から今にいたるまでの桜の意味の変遷を辿りながら、国家と国民のあいだに起こった「相互誤認」を考察する。象徴人類学の見事な成果。(全二巻)

目次

  • 第1部(桜の花と生と再生の美学;もののあわれの美的価値—咲く桜から散る桜へ;仮想の世界の美と桜—自己と社会の規範を超えて;文化的ナショナリズムと桜の花の美的価値)
  • 第2部(天皇の二つの身体—主権、神政、軍国主義化;桜の花の軍国主義化—桜の花が戦没兵士の生まれ変わりになる過程;国土の象徴としての桜の花—民衆の軍国主義化)

「BOOKデータベース」 より

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