離婚の文化人類学 : 現代日本における「親密な」別れ方
著者
書誌事項
離婚の文化人類学 : 現代日本における「親密な」別れ方
みすず書房, 2022.3
- タイトル別名
-
Intimate disconnections : divorce and the romance of independence in contemporary Japan
離婚の文化人類学 : 現代日本における親密な別れ方
- タイトル読み
-
リコン ノ ブンカ ジンルイガク : ゲンダイ ニホン ニ オケル シンミツ ナ ワカレカタ
大学図書館所蔵 件 / 全182件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
原著 (University of Chicago Press, 2020) の全訳
参考文献一覧: 巻末pxii-xlv
内容説明・目次
内容説明
アメリカの気鋭の人類学者が21世紀初頭の日本でフィールドワーク。親族は長く文化人類学の中心課題だが、離婚を主題に据える研究はこれまでほとんどなかった。親密に、別れる?不安の時代、離婚は妻が切り出すものになったのだろうか?離婚には、個人、家族、国家のレベルで、他者との親密な関係性とその理想をめぐるどのような意識が映し出されているのか。変容する家族規範、自立のロマンス、新自由主義、ジェンダー、法律、親権、別居家族、拡大家族、熟年離婚、婚活、負け犬、電車男…。つながりと別れ、そして新たなつながり。異文化の調査者としてのクリティカルな眼差しと、友人としての感情が豊かに交差する地点で、現代日本社会の姿を現実の複雑さのままみずみずしく描いた民族誌的成果。
目次
- 序論 不安と自由
- 第1部 終わりの始まり(日本的親密性のポリティカル・エコノミー;離婚しないための二つのコツ)
- 第2部 法的解決(協議の構造;一緒の家族、ばらばらの家族)
- 第3部 バツイチとして生きる(離婚のコスト;別れた人たちのきずな)
- 結論 終わり、そして新しい始まり
「BOOKデータベース」 より