パルクールと都市 : トレイサーのエスノグラフィ
著者
書誌事項
パルクールと都市 : トレイサーのエスノグラフィ
ミネルヴァ書房, 2022.3
- タイトル別名
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Parkour and the city : risk, masculinity, and meaning in a postmodern sport
- タイトル読み
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パルクール ト トシ : トレイサー ノ エスノグラフィ
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注記
原書 (New Brunswick : Rutgers University Press, 2017) の全訳
2021年度立命館大学産業社会学会出版助成金による出版
文献: p249-267
内容説明・目次
内容説明
パルクールとは、1990年代にパリ郊外に住まう若者たちの遊びから誕生した、都市の構造物を利用してアクロバティックに、そしてスムーズに移動する新しいアーバンスポーツである。本書は、2000年代以降フランスのアクション映画を通じて世界に広がったパルクールが、スケートボードのように都市イメージと結びついて広告的、観光的な価値を有し、映像や雑誌、インターネットやSNSを通じて都市景観の一部として演出されている実態を実践者の豊富な言動からエスノグラフィの手法でスリリングに描く。
目次
- 序章 パルクールを社会学的に考察する
- 第1章 鍛練の文化を発展させ、スポーツを創造する
- 第2章 可能性の新しいプリズム
- 第3章 都市の若者たち
- 第4章 賭けのリスクを分散する
- 終章 都市を自分のものに転用する
- 付録A データと調査方法の概要
- 付録B 本書で使われているパルクール用語一覧
- 解題 パルクール研究における本書の先駆性と課題—パルクールの安全性とジェンダーの問題をめぐって
「BOOKデータベース」 より