現在せざるものへの経路
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現在せざるものへの経路
(社会の解読力, 歴史編)
新曜社, 2022.3
- タイトル読み
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ゲンザイ セザル モノ エノ ケイロ
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注記
文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
歴史社会学を「社会学」たらしめるのは、いまここに存在しないものへの想像力である。記録や資料、データを集めて記述するだけでは足りない。素材をもとに、私たちの眼前にひとつの物語として「歴史」を呼び起こすとき、社会学が立ちあがる。実証と向かい合いつつも、素朴な実証主義に陥らない、歴史社会学の挑戦。
目次
- 第1章 文書館の政治学—“啓蒙の装置”から“記憶の装置”へ
- 第2章 トラウマの言説史—近代日本は「心の傷」をいかに理解してきたか
- 第3章 南ティロルにおけるファシズム/レジスタンスの記憶—解放記念日と凱旋門の顕彰を手がかりとして
- 第4章 戦争体験と「経験」—語り部のライフヒストリー研究のために
- 第5章 日本社会論の現在と戦争研究の社会学的可能性
- 第6章 丸山真男の歴史社会学—遙かなる過去から東アジアの近代を見るとき
- 第7章 昭和五十年代を探して
- 第8章 戦前日本における家族社会学前史—『社会学研究室の一〇〇年』を手がかりとして
- 第9章 コミュニティを統治する—ハウジングの社会調査史
- 第10章 歴史社会学の作法の凄み—『流言蜚語』について
「BOOKデータベース」 より