吉本隆明論 : 思想詩人の生涯
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吉本隆明論 : 思想詩人の生涯
(北川透現代詩論集成 / 北川透著, 5)
思潮社, 2022.3
- タイトル読み
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ヨシモト タカアキ ロン : シソウ シジン ノ ショウガイ
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内容説明・目次
内容説明
吉本隆明は詩人であり、詩を核心に抱いた思想家だ。詩や詩論のみならず、政治、哲学、宗教など、すべての知的冒険に、詩的な発想・想像・跳躍・切断が生き生きと働いている—。戦前・戦中における詩の“始まり”から、『固有時との対話』『転位のための十篇』をへて晩年の作品群まで、その生涯の詩を読み解く。六〇年代以降、同時代において吉本の詩と思想に全身で向きあってきた著者が、自身の数多くの吉本論を解体し、全篇を新たなかたちで構想した畢生の書。
目次
- 1 吉本隆明の詩と思想(最後の根本的問題—吉本隆明の死とその後;詩の“始まり”—『初期ノート』の世界;“神の死”以後の真昼の歌—思想詩人の誕生;反祈〓歌から反・反祈〓歌へ—「マチウ書試論」とそれ以後の展開;戦後詩論はどこで成立したか—詩人の戦争責任追及をめぐって;自立と螺旋—「試行」刊行の意味;〈言語〉という主題—『言語にとって美とはなにか』;『言語にとって美とはなにか』をめぐって;《修辞的な現在》まで—『言語にとって美とはなにか』以後;『共同幻想論』の彼方へ)
- 2 吉本隆明、最後の詩の場所—“灰暗の森”を通る道(『「野生時代」連作詩篇』を読む;『記号の森の伝説歌』を読む;表層と深層の二重性;『言葉からの触手』考)
- 『最後の親鸞』という思想詩—あとがきに代えて
「BOOKデータベース」 より