SNS天皇論 : ポップカルチャー=スピリチュアリティと現代日本

書誌事項

SNS天皇論 : ポップカルチャー=スピリチュアリティと現代日本

茂木謙之介著

(講談社選書メチエ, 761)

講談社, 2022.4

タイトル別名

SNS天皇論 : ポップカルチャースピリチュアリティと現代日本

タイトル読み

SNS テンノウロン : ポップ カルチャー スピリチュアリティ ト ゲンダイ ニホン

内容説明・目次

内容説明

SNSでは皇太子とのツーショット写真が投稿され、天皇は時に「かわいい」キャラクターとして愛でられる一方、スピリチュアリティへの欲望をかき立てている。そうした時代に明仁天皇は、「おことば」の発信によって、「弱者政治」という言説戦略をとった—誰もが表象の消費者であり、同時に表象の生成者ともなり得る「ポスト・グーテンベルク」時代の中で、生前退位から令和改元フィーバーのメディア表象まで、現代日本と天皇(制)の「リアル」を描き出す!

目次

  • 序章 表象の集積体としての天皇(制)研究—その可能性と限界
  • 第1章 「おことば」の政治学
  • 第2章 狂乱と共犯—令和改元におけるメディア表象をめぐって
  • 第3章 ポップカルチャー天皇(制)論序説
  • 第4章 「スピリチュアリティ」とオカルト—瑞祥・古史古伝・天皇怪談
  • 第5章 「慰霊」する「弱い」天皇—一九九四年小笠原諸島行幸啓の検討から
  • 終章 SNS時代の天皇(制)を問うこと

「BOOKデータベース」 より

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