村上春樹「物語」の行方 : サバルタン・イグザイル・トラウマ

書誌事項

村上春樹「物語」の行方 : サバルタン・イグザイル・トラウマ

山根由美恵著

(ひつじ研究叢書, 文学編 ; 15)

ひつじ書房, 2022.5

タイトル別名

Haruki Murakami : the whereabouts of "story" : subaltern, exile, trauma

村上春樹物語の行方 : サバルタンイグザイルトラウマ

タイトル読み

ムラカミ ハルキ モノガタリ ノ ユクエ : サバルタン イグザイル トラウマ

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注記

主要使用テキスト: p410

初出一覧: p411-414

収録内容

  • はじめに
  • 「イグザイル」の彷徨い
  • 作家としての復活
  • 「拒む女」の闇
  • 〈拒み〉〈破壊する〉女・イズミ
  • 妻の〈自立〉を阻む「母」
  • 久美子:マトロフォビアを超えて
  • ナツメグ・シナモン:「二次トラウマ化」「世代横断的トラウマ」からの回復
  • 「曖昧さ」という方法
  • 短編集の最底部
  • 絶対的孤独の物語
  • 「孤独からの回復」の過程
  • 〈地下鉄サリン事件〉というモチーフの可能性
  • 生き直される「サバイバー」の生
  • オウム脱構築の可能性/教祖像と〈家族〉の復権
  • 〈メタ・テクスト〉性と「震災後文学」
  • 舞台が原作を凌駕するとき

内容説明・目次

目次

  • 第1部 「イグザイル」(故郷離脱)期の文学—一九八八〜一九九六(停滞と復活—「イグザイル」の彷徨い;「拒む女」たち—「サバルタン」への眼差し1;マトロフォビア・トラウマからの回復—「サバルタン」への眼差し2;短編「集」という“物語”—『レキシントンの幽霊』と「喪の仕事」)
  • 第2部 Haruki Murakami形成期の“物語”—一九九七〜二〇一九(“地下鉄サリン事件”というモチーフの可能性—「サバルタン」への眼差し3;“物語”の行方—Haruki Murakamiの光と影と光)

「BOOKデータベース」 より

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