史学科の比較史 : 歴史学の制度化と近代日本

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史学科の比較史 : 歴史学の制度化と近代日本

小澤実, 佐藤雄基編

勉誠出版 (発売) , 勉誠社 (制作), 2022.5

タイトル読み

シガクカ ノ ヒカクシ : レキシガク ノ セイドカ ト キンダイ ニホン

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注記

関連年表: p575-580

収録内容

  • 序章 / 小澤実, 佐藤雄基著
  • 東京帝国大学における史学と国史 / 佐藤雄基著
  • 史料編纂所の歴史家たち / 近藤成一著
  • 草創期の京都帝国大学国史学の特質 / 上島享著
  • 創設期の東北大学日本史研究室 / 柳原敏昭著
  • 九州帝国大学法文学部における歴史学 / 山口輝臣著
  • 京城帝国大学法文学部の史学系講座とその歴史学研究 / 永島広紀著
  • 東京商科大学における日本史教育 / 夏目琢史著
  • 広島文理科大学・広島高等師範学校における歴史学 / 石田雅春著
  • 早稲田大学史のなかの歴史学 / 廣木尚著
  • 独立自尊の歴史学 / 堀和孝著
  • 小林秀雄の時代 / 小澤実著
  • 大正・昭和戦前期の龍谷大学史学科 / 坂口太郎著
  • 近代国学と国史学 / 藤田大誠著
  • 史学科の比較史へ / 佐藤雄基, 小澤実著

内容説明・目次

内容説明

近代日本に大学が創設されたころ、西洋の制度を取り入れるなかで、各大学に歴史学を学ぶ「史学科」が設置された。近世以来の国学・漢学・洋学・宗教学の系譜、当該大学の置かれた場と地域固有史料との関係など、それぞれ固有の背景のもと、各「史学科」は独自の理念や方向性のもとで展開し、近代日本の学的世界を形成した。そして、それらは現在まで受け継がれ、私たちの社会と歴史との関係のあり方をも規定している。帝国大学、植民地・外地の大学、官立大学、私立大学より十三の特筆すべき大学・機関を抽出。修史事業の開始した一八六九年から一九四五年に至るまでの、帝国日本における史学科・研究機関の歴史をたどる。比較史的アプローチより近代社会における史学科の展開と特徴を明らかにする画期的成果。

目次

  • 史学科をめぐるヒストリオグラフィー
  • 第1部 帝国大学(東京帝国大学における史学と国史—史料編纂事業との関わりと卒業生進路から;史料編纂所の歴史家たち—相田二郎を中心に ほか)
  • 第2部 植民地・外地の大学(京城帝国大学法文学部の史学系講座とその歴史学研究—台北帝大、満洲・建国大学との比較的視点を踏まえた考察)
  • 第3部 官立大学(東京商科大学における日本史教育;広島文理科大学・広島高等師範学校における歴史学)
  • 第4部 私立大学(早稲田大学史のなかの歴史学;独立自尊の歴史学—田中萃一郎と三田史学の展開 ほか)
  • 史学科の比較史へ

「BOOKデータベース」 より

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