動物倫理の最前線 : 批判的動物研究とは何か

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動物倫理の最前線 : 批判的動物研究とは何か

井上太一著

人文書院, 2022.5

タイトル読み

ドウブツ リンリ ノ サイゼンセン : ヒハンテキ ドウブツ ケンキュウ トワ ナニ カ

内容説明・目次

内容説明

19世紀にはじまり、ピーター・シンガー『動物の解放』をもって本格化した動物擁護、動物解放の理論はその後、多様な社会運動や学問との協力・批判を経て、種を越えたあらゆる抑圧と差別に反対し包括的正義の実現を目指す、強靭な理論=実践へと鍛え上げられた。批判的動物研究と呼ばれ、世界的な隆盛をみせるその潮流は、いまやどんな思想も理論も無視できないものとなっている。本書では批判的動物研究を主に哲学、社会学、ポスト人間主義、フェミニズムの観点から整理、検証し、諸正義を結ぶ領域横断的な解放理論として描き出す。動物をめぐる数々の翻訳を手掛けてきた著者が、渾身の力で放つ初の著書。

目次

  • 第1章 動物たちの現状
  • 第2章 道徳哲学
  • 第3章 社会学
  • 第4章 ポスト人間主義
  • 第5章 フェミニズム
  • 終章 総合的解放

「BOOKデータベース」 より

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