海に生きた百姓たち : 海村の江戸時代
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海に生きた百姓たち : 海村の江戸時代
(草思社文庫, [わ2-5])
草思社, 2022.6
- タイトル読み
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ウミ ニ イキタ ヒャクショウ タチ : カイソン ノ エド ジダイ
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注記
2019年に刊行した著作を文庫化したもの
参考文献: p319-323
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
百姓=農民、ではない。江戸時代、海辺に生き、漁を主ななりわいにした者たちも、身分的には百姓だった。漁法、利益配分、魚の輸送ルートなど、当時の漁業とはどのようなものだったのか?網元とその配下の網子たちの対立と協調の歴史とは?第一部で江戸時代の全国の海村の姿を網羅的に紹介しつつ、第二部では渋沢敬三が伊豆半島西岸(現静岡県沼津市)で発見した古文書を取り上げ、当地での江戸時代から明治にかけての漁業と漁師の実態を時系列で追いかける。海の男たちの知られざる三〇〇年史。
目次
- 序 江戸時代の村と海村
- 第1部 江戸時代の漁業とは—全国の事例を追う(網と漁法;東北・北陸;肥後天草;瀬戸内海;隠岐島 ほか)
- 第2部 海の男たちの三〇〇年史—戦国、江戸、明治—伊豆半島の海村を深掘りする(伊豆半島の海村の古文書、発見;津元と網子による漁の世界—立網漁から、利益の分配、魚の売買・輸送ルートまで;戦国〜江戸前期 立網漁の主導者津元に、網子が独自漁で対抗—長浜村を例に;江戸中期 津元批判を先鋭化させる網子たち;江戸後期 「新漁場」の操業で、漁業秩序に大亀裂)
- 終章 明治維新における海村の大変革
「BOOKデータベース」 より