政治思想史と理論のあいだ : 「他者」をめぐる対話
著者
書誌事項
政治思想史と理論のあいだ : 「他者」をめぐる対話
(岩波現代文庫, 学術 ; 450)
岩波書店, 2022.6
- タイトル別名
-
政治理論の現在 : 思想史と理論のあいだ
政治思想史と理論のあいだ : 他者をめぐる対話
- タイトル読み
-
セイジ シソウシ ト リロン ノ アイダ : 「タシャ」オ メグル タイワ
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注記
世界思想社刊 (2005年4月) を岩波現代文庫への収録に際し書名変更したもの
本章に関わる文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
実存への問いから発し、歴史的文脈に重きを置く政治思想史と、現実を原理的にとらえようとする政治的規範理論。融合し相克する二者を、「他者」を軸に据え架橋させることで現代政治理論の全体像に迫る。新たに岩波現代文庫版あとがきを付し、京都大学大学院での講義をもとに編まれた名著を文庫化する。
目次
- 政治思想史と政治的規範理論
- 今日の規範理論の隆盛—脱行動論革命と実践哲学の復権
- 「政治」の誕生—公共性概念の歴史
- 功利主義の誕生と変容—人間学から公共哲学へ
- 市民的規範理論1—正義の現代的基礎付け
- 市民的規範理論2—市場社会の倫理性
- 共和主義的規範理論1—シヴィック・ヒューマニズムの系譜
- 共和主義的規範理論2—「公的空間」の創出
- コミュニタリアン的規範理論1—「生活世界」の政治学
- コミュニタリアン的規範理論2—「言語論的転回」以降の政治学
- ポストモダン的規範理論1−反基礎付け主義
- ポストモダン的規範理論2−権力論の変容
- ポストモダン的規範理論3−フェミニズム
「BOOKデータベース」 より