賢治ラビリンス : 夜の川のほとりのゴーシュ

書誌事項

賢治ラビリンス : 夜の川のほとりのゴーシュ

金成陽一著

彩流社, 2022.6

タイトル読み

ケンジ ラビリンス : ヨル ノ カワ ノ ホトリ ノ ゴーシュ

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内容説明・目次

内容説明

いまなぜ「宮沢賢治」なのか。グリム童話の研究者によるユニークな賢治論。賢治の作品は、文学のみならず植物、生物、化学、鉱物、天文学、農学、音楽、宗教等、多岐にわたる。日本の「創作童話」という狭い檻の中にはとても入り切るはずもない。本書で取り上げた作品は著者が気になった小品群たち。これまであまり取り上げられなかった作品にスポットを当てた比較文学論的賢治童話読解。

目次

  • 第1章 ワラシとボッコと奥州と欧州と‐ドイツの視点から—ざしき童子の話
  • 第2章 夜の川のほとりのゴーシュ—セロ弾きのゴーシュ
  • 第3章 ツェとフウとクン—「クンねずみ」・「鳥箱先生とフウねずみ」・「ツェねずみ」
  • 第4章 虚栄と韜晦と邪教—三つ巴の果て—洞熊学校を卒業した三人
  • 第5章 「わかっちゃいるけどやめられね〜」の美学—毒もみのすきな署長さん
  • 第6章 「のんのんのんのん」の仮面—オツベルと象

「BOOKデータベース」 より

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