ウェブ小説30年史 : 日本の文芸の「半分」

書誌事項

ウェブ小説30年史 : 日本の文芸の「半分」

飯田一史著

(星海社新書, 223)

星海社 , 講談社 (発売), 2022.6

タイトル別名

ウェブ小説30年史 : 日本の文芸の半分

タイトル読み

ウェブ ショウセツ 30ネンシ : ニホン ノ ブンゲイ ノ ハンブン

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内容説明・目次

内容説明

多くの人がウェブ小説に漠然とした印象を持ってはいる。しかしその歴史を扱った書物はほとんどない。2022年現在、世間的には、ウェブ小説といって真っ先に思い浮かぶものは「なろう系」「異世界転生」というイメージだろう。実際にはウェブ小説は、1990年代には「分岐する物語」「集団創作」志向を持ち、「自費出版」「ケータイ小説」などのかたちでも展開、小説家になろうや他の思想の異なる「ウェブ小説投稿サイト」の隆盛といった数多の試みと多様化を経て現在に至る。本書は「ウェブ小説の書籍化の歴史」を主に扱う。今や日本の文芸市場の「半分」を占めるまでに成長したウェブ小説の歴史を、ネットビシネス史と出版産業史的な視点か紐解く。

目次

  • 1990年代ウェブ小説の書籍化—分岐・集団創作・マルチメディアの夢
  • 2000年代前半のウェブ小説書籍化—自費出版・掲示板文化・ガラケーサイト
  • 2000年代後半—第二次ケータイ小説ブーム
  • 2000年代後半—アルファポリス、エブリスタ、小説家になろう
  • 2000年代までの隣国のウェブ小説動向
  • 2010年—初の異世界転生書籍化と「ウェブから書籍へ」の流行の波及
  • 2011年—「新人賞からウェブ投稿へ」という投稿先変化の萌芽
  • 2012年—なろう系文庫レーベルと複数のテキスト系サービスの出現
  • 2013年(1)—MFブックス、ビリギャル、櫻子を当てたKADOKAWA
  • 2013年(2)—多様化する女性向けウェブ小説と出版社系サイト/電子小説誌の苦戦〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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