中上健次論
著者
書誌事項
中上健次論
インスクリプト, 2022.7
- タイトル別名
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中上健次論
- タイトル読み
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ナカガミ ケンジ ロン
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収録内容
- (再)開発文学/「戦後文学」と「はじまり」 : 「一番はじめの出来事」
- 動物と私のあいだ : 「熊の背中に乗って」「鴉」
- 性愛と争闘 : 「偸盗の桜」「鬼の話」
- 被差別の人類学、賤者の精神分析 : 「石橋」
- (再)開発と「公共性」 : 「海神」
- 路地・在日・スーパーマーケット : 「海神」「石橋」「花郎」
- 媒介者の使命 : 「葺き籠り」
- 生命の縁起、脱人間/人文主義 (ポストヒューマニズム) : 『千年の愉楽』
- 仮設と雑草 : 『地の果て至上の時』
内容説明・目次
内容説明
中上文学を(再)開発文学の視座から捉え、ポストヒューマンをも射程に収めつつ、複数の方向に開かれた路地の「仮設」性に、脱国家・脱資本を志向する“路地のビジョン”=中上思想の核心を見出す。犀利な読解によって、中上健次のアクチュアリティを刷新する、俊英による新世代の思想‐文学論。
目次
- 第1章 (再)開発文学/「戦後文学」と「はじまり」—「一番はじめの出来事」
- 第2章 動物と私のあいだ—「熊の背中に乗って」「鴉」
- 第3章 性愛と争闘—「偸盗の桜」「鬼の話」
- 第4章 被差別の人類学、賎者の精神分析—「石橋」
- 第5章 (再)開発と「公共性」—「海神」
- 第6章 路地・在日・スーパーマーケット—「海神」「石橋」「花郎」
- 第7章 媒介者の使命—「葺き籠り」
- 第8章 生命の縁起、脱人間/人文主義—『千年の愉楽』
- 第9章 仮設と雑草—『地の果て 至上の時』
「BOOKデータベース」 より