大東亜共栄圏 : 帝国日本のアジア支配構想

書誌事項

大東亜共栄圏 : 帝国日本のアジア支配構想

安達宏昭著

(中公新書, 2707)

中央公論新社, 2022.7

タイトル別名

帝国日本のアジア支配構想

タイトル読み

ダイトウア キョウエイケン : テイコク ニホン ノ アジア シハイ コウソウ

注記

主要参考文献: p247-253

主要図版出典一覧: p254

大東亜共栄圏関連年表: p254-260

内容説明・目次

内容説明

大東亜共栄圏とは、第2次世界大戦下、日本を盟主とし、アジアの統合をめざす国策だった。それは独伊と連動し世界分割を目論むものでもあった。日本は「自存自衛」を掲げ、石油、鉱業、コメ、棉花などの生産を占領地域に割り振り、政官財が連携し企業を進出させる。だが戦局悪化後、「アジア解放」をスローガンとし、各地域の代表を招く大東亜会議を開催するなど、変容し迷走する。本書は、立案、実行から破綻までの全貌を描く。

目次

  • 序章 総力戦と帝国日本—貧弱な資源と経済力のなかで
  • 第1章 構想までの道程—アジア・太平洋戦争開戦まで
  • 第2章 大東亜建設審議会—自給圏構想の立案
  • 第3章 自給圏構想の始動—初期軍政から大東亜省設置へ
  • 第4章 大東亜共同宣言と自主独立—戦局悪化の一九四三年
  • 第5章 共栄圏運営の現実—期待のフィリピン、北支での挫折
  • 第6章 帝国日本の瓦解—自給圏の終焉
  • 終章 大東亜共栄圏とは何だったか

「BOOKデータベース」 より

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