創られたサン=キュロット : 革命期パリへの眼差し

書誌事項

創られたサン=キュロット : 革命期パリへの眼差し

アイム・ブルスティン [著] ; ダニエル・ロシュ序文 ; 田中正人訳

(叢書・ウニベルシタス, 1145)

法政大学出版局, 2022.7

タイトル別名

L'invention du sans-culotte : regard sur le Paris révolutionnaire

創られたサンキュロット

タイトル読み

ツクラレタ サン=キュロット : カクメイキ パリ エノ マナザシ

注記

原著(O. Jacob, c2005)の全訳

内容説明・目次

内容説明

革命的暴力の現象学。貴族やブルジョワのキュロット(半ズボン)を穿かない庶民がフランス革命の推進力となり、その象徴的なイメージが街頭に姿を現す。前もって規定された運動体ではなく、行動の中で創り出された運動体として、サン=キュロットはパリの民衆が政治的経験によって複雑に変容した結果である。激変する世界の中で、多様な社会的当事者たちは如何にして新たなアイデンティティを見出すのか。

目次

  • 序章
  • 第1章 サン=キュロット—歴史と歴史記述との間で(この五〇年間の歴史記述;サン=キュロットとは何なのか? ほか)
  • 第2章 サン=キュロットとジャコバン派—政治的前衛勢力、革命的ミリタン、そして人民大衆(サン=キュロットという観念—理念型とステレオタイプとの間で;行動中のサン=キュロット ほか)
  • 第3章 フランス革命期の知識人(「知的ボヘミアン」とサン=キュロット;パリ天文台におけるフランス革命 ほか)
  • 第4章 革命的暴力の現象学—パリの事例をめぐる考察(前例;暴力の浸透 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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