「世界史」の哲学
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書誌事項
「世界史」の哲学
(講談社文芸文庫, [おZ3])
講談社, 2022.8
- 2: 中世篇
- タイトル別名
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世界史の哲学
- タイトル読み
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セカイシ ノ テツガク
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注記
2011年9月講談社刊を底本とし、表現、ルビ等を多少調整したもの
初出: 「群像」2010年5月号-2011年4月号
シリーズ番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
西洋が形成されたのは、「中世」と呼ばれる期間である。そして「中世」とは、キリストの「死なない死体」にとり憑かれた時代であった!都市はなぜ死体を中心に繁栄したのか。愛を説く宗教がなぜセックスを原罪とするのか。誰もが知っているはずなのに、誰も明確には答えられない謎に挑んだ果てに見えてくるものとは…。平易に語られる瞠目の真実が資本主義の本質を照らし出す。
目次
- フィリオクエをめぐる対立
- 信仰の内に孕まれる懐疑
- 二本の剣
- 謝肉祭と四旬節の喧嘩
- 罪から愛へ
- 聖霊と都市共同体
- “死の舞踏”を誘発する個体
- 聖餐のカニバリズム
- 教会を出産する傷口
- 空虚な玉座に向かう宮廷愛的情熱
- 利子という謎
- 「物自体」としての聖地
「BOOKデータベース」 より