書誌事項

カントと人権

レザ・モサイェビ編 ; 高畑菜子, 田原彰太郎, 平出喜代恵訳

(叢書・ウニベルシタス, 1147)

法政大学出版局, 2022.8

タイトル別名

Kant und Menschenrechte

タイトル読み

カント ト ジンケン

注記

原著 (Walter de Gruyter 2018) の全訳

監訳: 石田京子, 舟場保之

参考文献: 各論末

収録内容
  • 緒論 / レザ・モサイェビ著 ; 舟場保之訳
  • 「生得的権利は唯一である」。カントに人権の哲学はあるか / オトフリート・ヘッフェ著 ; 石田京子訳
  • 人権を根拠づける原理 : カントにおける内的な法義務という概念 / ゲオルク・モーア著 ; 高畑菜子訳
  • 人権の根拠としての自律 / オリヴァー・センセン著 ; 田原彰太郎訳
  • カントの法哲学は人間の尊厳を必要とするか / アンドレアス・ニーダーベルガー著 ; 舟場保之訳
  • カント、社会的人権、援助義務 / コリーナ・ミート, クリストフ・バンバウアー著 ; 石田京子訳
  • カントによる歓待の権利を再生する試み / ヘニング・ハーン著 ; 舟場保之訳
  • 示唆を与える者としてのカント : カント以降の人権と人間の尊厳 / ゲオルク・ローマン著 ; 平出喜代恵訳
  • カントの法概念とその義務論的基礎 / クリストフ・ホーン著 ; 石田京子訳
  • カントにおける人権の問題 / シュテファン・ゴーゼパート著 ; 舟場保之訳
  • 人間性の権利と人権 / アレッサンドロ・ピンツァーニ著 ; 舟場保之訳
  • 人権の意味と基礎 : カント的構成主義のパースペクティヴ / ライナー・フォアスト著 ; 田原彰太郎訳
  • 自己要求として自己自身の人権を主張すること / レザ・モサイェビ著 ; 石田京子訳
内容説明・目次

内容説明

貧困な戦争の絶えない世界で、いまなお喫緊の実現課題である「人権」。その思想的根拠を与えたとみなされる哲学者カントはしかし、道徳や政治や法をめぐる著作において、決して現代的な意味での「人権」を思索していたわけではなかった。カント哲学が今日の課題に寄与しうる点を明確にするとともに、齟齬や欠落を生じる難点も摘出することで、倫理学・法哲学の現在を読み直す12本の論文集。

目次

  • 1 人権—カントとともに(「生得的権利は唯一である」。カントに人権の哲学はあるか;人権を根拠づける原理—カントにおける内的な法義務という概念;人権の根拠としての自律;カントの法哲学は人間の尊厳を必要とするか;カント、社会的人権、援助義務;カントによる歓待の権利を再生する試み)
  • 2 人権—カントなしで(も)(カントの法概念とその義務論的基礎;カントにおける人権の問題;人間性の権利と人権)
  • 3 インスピレーションとしてのカント(人権の意味と基礎—カント的構成主義のパースペクティヴ;自己要求として自己自身の人権を主張すること)

「BOOKデータベース」 より

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