日本近現代知識人・文学者の韓国認識
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日本近現代知識人・文学者の韓国認識
勉誠出版 (発売), 2022.8
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日本近現代知識人文学者の韓国認識
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ニホン キンゲンダイ チシキジン ブンガクシャ ノ カンコク ニンシキ
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参考文献: p401-421
Description and Table of Contents
Description
近代日本は、西洋の産業化と帝国主義に刺激を受け、文明開化と富国強兵に力を注ぎながら、大陸への野心を表していた。そのような時代の中で日本人は、はじめは好奇心、あるいは近代化の遅れた国への扶助という意識、ついで、優越感、蔑視の発露、さらには逃避場所、一獲千金の場、そして愛着、比較・参考の対象、創作の題材、自己省察など様々な感情の元で、韓国に対してきた。本書では、近代日本人の韓国(朝鮮)観の変遷過程を辿り、小池正直、森〓外、川端康成、安倍能成、大江健三郎という五名の著作、訪韓録、当時の雑誌記事などを丹念に読み解き、彼らが韓国について、どのような意識をもち、それらがどのような影響をもたらしたのかを考察する。明治期から戦後における近代日本の知識人・文化人たちの、韓国観の系譜を読み拓く。
Table of Contents
- 序章 日本近現代知識人・文学者の韓国観の変遷過程
- 第1章 小池正直の朝鮮認識—『鶏林医事』を中心に
- 第2章 森〓外における韓国
- 第3章 川端康成文学の韓国像
- 第4章 安倍能成と“京城”、戦後
- 第5章 大江健三郎文学の韓国人表象
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