記者がひもとく「少年」事件史 : 少年がナイフを握るたび大人たちは理由を探す
著者
書誌事項
記者がひもとく「少年」事件史 : 少年がナイフを握るたび大人たちは理由を探す
(岩波新書, 新赤版 1941)
岩波書店, 2022.9
- タイトル別名
-
記者がひもとく少年事件史
- タイトル読み
-
キシャ ガ ヒモトク「ショウネン」ジケンシ : ショウネン ガ ナイフ オ ニギル タビ オトナ タチ ワ リユウ オ サガス
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注記
参考文献: p223-227
内容説明・目次
内容説明
白昼テロ犯・山口二矢、永山則夫、サカキバラ、…。殺人犯が少年だとわかるたびに、報道と世間は、実名か匿名か、社会の責任か個人の責任か、加害・被害の立場の間で揺れ、戦後から現在まで少年像は大きく変わった。二〇歳から一八歳へ成人年齢が引き下げられる中、大人と少年の境の揺らぎが示す社会のひずみを見つめる。
目次
- 第1章 戦後復興期 揺籃期の少年事件—少年事件は、実名で報道されていた!
- 第2章 経済成長期 家庭と教育の少年事件—少年事件とは、子供の事件
- 第3章 バブル時代 逸脱の少年事件—メディアの「型」から外れる少年たち
- 第4章 バブル前後 曲がり角の少年事件—子供だましをしていた捜査機関や司法
- 第5章 平成初期 少年と死刑—18、19歳をめぐる死刑存廃論
- 第6章 少年事件史の転成—加害者の視点から被害者の視点へ
- 第7章 21世紀の精神鑑定 発達障害の時代—「環境」責任から「個人」責任へ
- 第8章 少年事件の退潮—市民が少年を裁く時代に
- 補記
- 最終章 少年事件を疑う—少年がナイフを握るたび大人たちは理由を探す
「BOOKデータベース」 より