老年の読書
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老年の読書
(新潮選書)
新潮社, 2022.9
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ロウネン ノ ドクショ
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Description and Table of Contents
Description
「死ぬ術は生涯をかけて学び取らねばならないものなのである」(セネカ)、「不知、生れ死ぬる人、何方より来たりて、何方へか去る」(鴨長明)、「『サヨナラ』ダケガ人生ダ」(井伏鱒二)—キケロやモンテーニュから古井由吉、山田風太郎まで、文芸誌の元編集長が、内外の名著から、より善く老いるための箴言を厳選して懇切にガイドする。
Table of Contents
- 晴れやかな老年を迎えるために—キケロ『老年について』/セネカ『生の短さについて』
- 老いの正体、ここにあり—テオプラストス『人さまざま』/モンテーニュ『随想録』/ラ・ロシュフコオ『箴言と考察』
- 無用者の存念—鴨長明『方丈記』/吉田兼好『徒然草』/『芭蕉文集』
- 幸と不幸は綯い交ぜ—シェイクスピア『リア王』ほか
- ありのままの死とは—トルストイ『イワン・イリッチの死』/チェーホフ『退屈な話』/正宗白鳥『一つの秘密』
- 「老いづくり」から真の老いへ—永井荷風『新帰朝者日記』『日和下駄』『断腸亭日乗』
- 上手に年をとる技術—アンドレ・モロア『私の生活技術』/ケストナー『人生処方詩集』/井伏鱒二『厄除け詩集』
- 死からの呼び声に目覚める—ハイデガー『存在と時間』
- 残炎の激しさ—川端康成『眠れる美女』『片腕』/谷崎潤一郎『鍵』『瘋癲老人日記』/室生犀星『われはうたえども やぶれかぶれ』
- いよよ華やぐいのち—宇野千代『幸福』/瀬戸内寂聴『かの子撩乱』ほか/田辺聖子『姥ざかり』『姥勝手』〔ほか〕
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