科学史から消された女性たち
著者
書誌事項
科学史から消された女性たち
工作舎, 2022.9
改訂新版
- タイトル別名
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The mind has no sex? : women in the origins of modern science
科学史から消された女性たち : アカデミー下の知と創造性
- タイトル読み
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カガクシ カラ ケサレタ ジョセイ タチ
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注記
編集者のヨミは推定
1992年10月工作舎出版本の改訂新版
参考文献: p374-385
人名索引: p386-391
内容説明・目次
内容説明
「知性に性の区別なし」—一七世紀のデカルト主義者プーラン・ド・ラ・バールはこう告げて女性が男性と同様にあらゆる分野で活躍する社会に期待した。だがデカルトの母国フランスでは、二〇世紀初頭になっても二度目のノーベル賞の栄誉に輝いたマリー・キュリーでさえ、科学アカデミーの会員にはなれなかった。科学革命は、歴史の表舞台から女性を排除しながら進展したのである。自然哲学者・著述家マーガレット・キャヴェンディッシュ、物理学者・著述家エミリ・デュ・シャトレ、画家・昆虫学者マリア・シビラ・メリアン、天文学者キャロライン・ハーシェル…アカデミーから排除されながらも、後世に残る仕事を残した才気あふれる女性たちに光を当て、科学の価値中立神話をジェンダーの視点から突き崩した記念碑的一著。
目次
- 第1章 制度的概況
- 第2章 貴族のネットワーク
- 第3章 手工業的伝統における女性科学者
- 第4章 女性の伝統
- 第5章 学術文体の拮抗
- 第6章 宇宙論の拮抗—自然の秩序におけるセックスとジェンダー
- 第7章 うわべの違いを超えて—性差の科学的探究
- 第8章 補完性理論の勝利
- 第9章 閉ざされた公けの道
- 第10章 女性の排斥と知識の構造
「BOOKデータベース」 より