後藤明生の夢 : 朝鮮引揚者 (エグザイル) の「方法」

書誌事項

後藤明生の夢 : 朝鮮引揚者 (エグザイル) の「方法」

東條慎生著

幻戯書房, 2022.10

タイトル別名

Goto Meisei

後藤明生の夢 : 朝鮮引揚者の「方法」

後藤明生の夢 : 朝鮮引揚者の方法

タイトル読み

ゴトウ メイセイ ノ ユメ : エグザイル ノ ホウホウ

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注記

引用・参照文献: p295-305

後藤明生略年譜: p306-311

内容説明・目次

内容説明

読み/書くことの「自由」を体現し、日本/文学と格闘し続けた小説家・後藤明生。その背景には、「帝国」と「朝鮮」に挾み撃たれた少年期の体験があった。作家の足跡と全体像をポストコロニアルの文脈から読み解く、初の長篇後藤明生論。

目次

  • 序章 私という喜劇—後藤明生の「小説」
  • 第1部 『挾み撃ち』の夢—“初期”(「異邦人」の帰還—初期短篇1;ガリバーの「格闘」—初期短篇2;「引揚者」の戦後—『挾み撃ち』の夢1 ほか)
  • 第2部 失われた朝鮮の父—“中期”(故郷喪失者たちの再会—『思い川』その他と「厄介な問題」について;引揚者の傷痕—引揚げ三部作1『夢かたり』;それぞれの家/郷—引揚げ三部作2および『使者連作』 ほか)
  • 第3部 混血=分裂の近代日本—“後期”(分裂する日本近代と「転向」—『壁の中』;メタテクストの方法—八〇年代1;戦・死・墓—後藤明生の“戦争文学”・八〇年代2 ほか)
  • 終章 自由と呪縛—引揚者という方法

「BOOKデータベース」 より

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