福島原発事故被災者苦難と希望の人類学 : 分断と対立を乗り越えるために
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福島原発事故被災者苦難と希望の人類学 : 分断と対立を乗り越えるために
明石書店, 2022.10
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苦難と希望の人類学 : 福島原発事故被災者 : 分断と対立を乗り越えるために
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フクシマ ゲンパツ ジコ ヒサイシャ クナン ト キボウ ノ ジンルイガク : ブンダン ト タイリツ オ ノリコエル タメ ニ
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参考文献: 各章末
Contents of Works
- 分断と対立の根底にある問題群 / 辻内琢也著
- 慢性状態の急性増悪 / 辻内琢也著
- 突然の追放、突然の富、そして妬みと差別 / トム・ギル著
- 閉ざされたドア / 楊雪著
- 日常の苦境、模索する希望 / 堀川直子著
- 福島から自主避難した母親たちのディレンマ / アレキサンドル・スクリャール著
- 草の根からの「市民」と、国や東電が構築する「市民」 / 木村あや著
- 住宅支援打ち切りへの抗議 / レシュケ綾香著
- 自主避難者が帰るとき / マリー・ヴァイソープト著
- 「大熊町の私」から「私の中の大熊町」へ / 日高友郎, 鈴木祐子, 照井稔宏著
- 分断と対立を乗り越えるために / 平田修三, 金智慧, 辻内琢也著
- 苦難と希望の人類学 / 辻内琢也著
Description and Table of Contents
Description
事故から11年。人間が引き起こした災害は戦後最大の「国内避難民」を生み、人々の生活に深い分断と苦悩をもたらし続けている。圧倒的暴力を前に我々は希望を見出すことができるのか。国内外の人類学者らが当事者とともに、隠蔽された社会構造を読み解く。
Table of Contents
- イントロダクション—分断と対立の根底にある問題群
- 第1章 慢性状態の急性増悪—原発事故被害者に対する構造的暴力の解明
- 第2章 突然の追放、突然の富、そして妬みと差別—福島県飯舘村長泥・強制避難者の苦難
- 第3章 閉ざされたドア—東京・高層マンションにおける避難者コミュニティの苦闘
- 第4章 日常の苦境、模索する希望—「強制避難」単身女性たちの暮らし
- 第5章 福島から自主避難した母親たちのディレンマ—家族と社会を尊重しながら、どう放射能から子どもを守るか
- 第6章 草の根からの「市民」と、国や東電が構築する「市民」—ゆらぐ「市民性」に対峙する市民放射能測定所
- 第7章 住宅支援打ち切りへの抗議—自主避難者による抗議運動の成否を分けた六つの要因
- 第8章 自主避難者が帰るとき—放射線防護対策と社会的適切性の狭間で
- 第9章 「大熊町の私」から「私の中の大熊町」へ—ふるさとの構造的な喪失と希望の物語の生成
- 第10章 分断と対立を乗り越えるために—当時小学生だった若者たちとの対話から
- エピローグ—苦難と希望の人類学
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