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犬に話しかけてはいけない : 内陸アラスカのマルチスピーシーズ民族誌

近藤祉秋著

慶應義塾大学出版会, 2022.10

Other Title

Do not talk to the dog

Title Transcription

イヌ ニ ハナシカケテワ イケナイ : ナイリク アラスカ ノ マルチスピーシーズ ミンゾクシ

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Note

参考文献一覧: p222-230

索引: p231-232

Contents of Works

  • マルチスピーシーズ民族誌へようこそ
  • ニコライ村への道のり
  • ワタリガラスのいかもの食い
  • 犬に話しかけてはいけない
  • ビーバーとともに川をつくる
  • 「残り鳥」とともに生きる
  • カリブーの毛には青い炎がある
  • コウモリの身内

Description and Table of Contents

Description

内陸アラスカではかつて「犬に話しかけてはいけない」という禁忌があった—。本書は、マルチスピーシーズ民族誌と環境人文学の視点から、フィールドワークを通してアラスカ先住民の人々と「自然環境」との関わりを描く。内陸アラスカ先住民の人々は、動植物や精霊、土地との関係性のなかで息をひそめながら暮らしてきた。「人間」が問い直されている今、彼らの「交感しすぎない」という知恵から「自然との共生」を再考する。

Table of Contents

  • 第1章 マルチスピーシーズ民族誌へようこそ
  • 第2章 ニコライ村への道のり
  • 第3章 ワタリガラスのいかもの食い—ある神話モチーフを考える
  • 第4章 犬に話しかけてはいけない—禁忌から考える人間と動物の距離
  • 第5章 ビーバーとともに川をつくる—「多種を真剣に受けとること」を目指して
  • 第6章 「残り鳥」とともに生きる—ドムス・シェアリングとドメスティケーション
  • 第7章 カリブーの毛には青い炎がある—デネの共異身体をめぐって
  • 第8章 コウモリの身内—環境文学と人類学から「交感」を考える
  • おわりに—内陸アラスカ先住民の知恵とは何か?

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