日本の「第九」 : 合唱が社会を変える

書誌事項

日本の「第九」 : 合唱が社会を変える

矢羽々崇著

白水社, 2022.11

タイトル別名

日本の第九 : 合唱が社会を変える

タイトル読み

ニホン ノ ダイク : ガッショウ ガ シャカイ オ カエル

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注記

日本の『第九』関連文献リスト: p285-294

内容説明・目次

内容説明

ベートーヴェンが一八二四年に完成させた『交響曲第九番』(『第九』)は、世界中で演奏され、日本では特に年末に演奏されることで知られている。すでに戦前において、『第九』は「忠臣蔵」や「道成寺」に比せられ、上演すれば満員となる曲だった。単に名曲だから聴くというのではなく、文字通り親しまれてきたと言ってよい。本書は、日本の一九二五年前後から一九五五年前後、おおよそ昭和期の前半にあたる時期に限って、『第九』がいかに受け入れられ、定着していったかを論じていく。

目次

  • 序章
  • 1 大正期から第二次世界大戦期における『第九』—生徒たちが歌う(年末『第九』の端緒;学生・生徒が歌う『第九』;戦時期の『第九』—戦後とのつながり)
  • 2 戦後の『第九』—平和と自由を歌う(戦争が終わって;『第九』のイメージと託されるメッセージ;アマチュアの歌う『第九』)
  • 3 労音の『第九』—つながりを求めて歌う(労音以前の鑑賞団体と『第九』;大阪の労音 十河巌と須藤五郎;東京労音の『第九』)
  • 終章

「BOOKデータベース」 より

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