1.5℃の気候危機 : 脱炭素で豊かな経済ネットゼロ社会へ

書誌事項

1.5℃の気候危機 : 脱炭素で豊かな経済ネットゼロ社会へ

松下和夫 [著]

(知の新書, environment ; G03)

文化科学高等研究院出版局 , 読書人 (発売), 2022.11

タイトル別名

1.5℃の気候危機 : 脱炭素で豊かな経済、ネットゼロ社会へ

ST:1.5Cの気候危機 : 脱炭素で豊かな経済、ネットゼロ社会へ

タイトル読み

1.5℃ ノ キコウ キキ : ダツ タンソ デ ユタカナ ケイザイ ネット ゼロ シャカイ エ

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文献あり

内容説明・目次

内容説明

気候危機は現実化しています。世界の約束は、産業革命からの気温上昇を1.5℃未満に抑えることです。脱炭素・脱化石燃料化を進めることが唯一の発展の道で、脱炭素市場を巡る大競争が始まったのです。省エネ・環境対策先進国であった日本は、再生可能エネルギーや脱化石燃料で遅れをとり、今や気候・産業政策はガラパゴス化しています。どうすれば脱炭素で豊かな経済にできるのか。地域の資源や人材や文化を生かした人間的な発展は可能なのか。本書は世界の動向を俯瞰しつつ日本の気候政策と経済を検証し、脱炭素社会への経済・社会の抜本的転換を訴えます。

目次

  • 1 はじめに 日本の気候変動政策への違和感—ガラパゴス化する日本の気候・産業政策
  • 2 サステナビリティとSDGsを考える
  • 3 戦争と気候危機 ロシアのウクライナ侵攻で懸念される環境・気候破壊
  • 4 資本主義をやめないと、気候危機は止まらないのか?
  • 5 イギリスでのCOP26の結果が示すもの
  • 6 ドイツのG7サミットから 日本政府は「気候クラブ」にどう関与するか
  • 7 アンモニアと水素は脱炭素社会の切り札になるか?
  • 8 地域からの脱炭素化への取り組み
  • 9 二〇五〇年ネットゼロ社会移行の課題—主としてガバナンスの観点から
  • 10 コロナ後及びカーボンニュートラルに向けての新しいエネルギー政策—「参議院資源エネルギー調査会2021.4.21参考人として意見陳述」より
  • 11 おわりに—「わたし」の気候危機

「BOOKデータベース」 より

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