貨幣の国家理論
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書誌事項
貨幣の国家理論
日経BP日本経済新聞出版 , 日経BPマーケティング (発売), 2022.11
- タイトル別名
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Staatliche Theorie des Geldes
- タイトル読み
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カヘイ ノ コッカ リロン
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注記
原著 (Duncker & Humblot, 1905) の全訳
参照資料一覧: p406-407
参考文献: 訳者解説末
内容説明・目次
内容説明
貨幣の価値は、物々交換の為の自発的な商品貨幣という意味合いよりも、国家による法制上の創造物であることに由来する—。本書は、なぜ貨幣(お金)が今ある姿のようになっているのかを、様々な事例を交えてロジカルに説明した幻の名著。ケインズはインド論や貨幣論でクナップに重なる理解を示し、ヴェーバーは貨幣論ではクナップ(とミーゼス)を一番高く評価し、本書を偉大な名作の1つと呼んだ。そのクナップの理論が21世紀に再び脚光を浴びている。日本が膨大な財政赤字を抱えているにもかかわらず揺るがない理由を解明する理論として注目されている現代貨幣理論(MMT)では必ず言及され、日本でも大いに注目されたグレーバー『負債論』でも高く評価されている。本書は、その知られざる名著の待望の完訳である。
目次
- 第1章 支払、貨幣と金属(金属重量測定制—価値単位の名目性;表券的支払手段 ほか)
- 第2章 国内貨幣制度の秩序(貨幣の機能的分類;複金属主義と本位通貨の類型 ほか)
- 第3章 外国との貨幣流通(本位間相場;金銀の価値比率 ほか)
- 第4章 主要国概略(英国;フランス ほか)
「BOOKデータベース」 より