書誌事項

たえる・きざす

伊藤詞子編

(生態人類学は挑む, Session ; 6)

京都大学学術出版会, 2022.12

タイトル別名

たえるきざす

タイトル読み

タエル・キザス

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注記

参考・参照文献: 各章末

索引: p327-331

内容説明・目次

内容説明

現代の「人間」の輪郭を浮かび上がらせる試みは、人類が葛藤のなかで培った「耐える」力を探ることから始まる。絶滅の危機にある種と感染症との闘い、焼畑農耕による森の破壊と再生の連関、変動する島環境のなかで移住によって命をつなぐ人々—積み重ねてきた知恵を足場に自らを改変するダイナミズム。

目次

  • 第1部 アウター・ワールド再考(環境の生成と消滅—人新世とエスノプライマトロジー;アグロフォレストリーとともに生きる—チャ・コーヒー・カカオ栽培の事例より;タンザニア農村における家畜飼養のこれから—家畜感染症の流行に学ぶ)
  • 第2部 反転するインナー・ワールドとアウター・ワールド(つながりを維持し、葛藤を引き受ける—フィジー・キオア島における変化にたえることの歴史と現在;霊長類の社会変動にみるレジリエンス;「互恵」と「共感」にもとづく正義の実現—共同体ガバナンスと葛藤解決における普遍的道徳基盤のはたらき)
  • 第3部 渾沌を生きる(国境を越えた集団移住と「環境難民」—歴史経験が生み出すバナバ人の怒りと喪失感;個の死と類の亡夫をめぐる人類学的素描;カソゲの森にきざすもの—ヒトがもたらす撹乱と生成)

「BOOKデータベース」 より

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