戦前日本の私娼・性風俗産業と大衆社会 : 売買春・恋愛の近現代史

書誌事項

戦前日本の私娼・性風俗産業と大衆社会 : 売買春・恋愛の近現代史

寺澤優著

有志舎, 2022.12

タイトル別名

戦前日本の性風俗産業と大衆社会 : 芸妓、酌婦、女衒、女給、ダンサー

戦前日本の私娼性風俗産業と大衆社会 : 売買春恋愛の近現代史

タイトル読み

センゼン ニホン ノ シショウ・セイフウゾク サンギョウ ト タイシュウ シャカイ : バイバイシュン・レンアイ ノ キンゲンダイシ

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注記

立命館大学「2022年度学術図書出版推進プログラム」助成による出版

博士論文「戦前日本の性風俗産業と大衆社会--芸妓、酌婦、女衒、女給、ダンサー--」(2018年度立命館大学大学院提出)をもとに再構成, 執筆したもの

内容説明・目次

内容説明

かつて売春が合法とされていた時代に存在した違法な売春。それはなぜ存在し、人々はそこに何を求め、モダニズム下でどのように変容したのか。戦前日本の性風俗に関する意識とその構造を明らかにする。

目次

  • 序章 近代日本における私娼・性風俗研究の可能性
  • 第1部 大正期の私娼と“準公娼制度”への編入—芸妓・酌婦の実態と震災後の再編(大正芸妓の売買春と黙認問題;東京二大銘酒屋街形成と「私娼撲滅」の挫折;戦前期の全国芸妓屋同盟会の設立と拡大—逃亡防止ネットワークから仲裁機関へ)
  • 第2部 身売り問題と花柳界遊びにみる“準公娼制度”の限界(身売りと都市売買春産業がかかえる問題—芸娼妓酌婦紹介業を中心に;花柳界がうみだす花柳界弱者と廃娼論—村嶋歸之『歓楽の墓』から;大正期の「恋愛」論における「個」と人格—厨川白村『近代の恋愛観』を中心に)
  • 第3部 「エロ・グロ・ナンセンス」時代の到来—売買春から「擬似恋愛」的性風俗産業へ(一九三〇年代のカフェーの性風俗化による「女郎屋ハカイ」;カフェーにおける性の「大衆」化が示すもの—「擬似恋愛」と「自由」性の希求;ダンスホール閉鎖問題にみる戦時の性風俗・「自由恋愛」のゆくえ—「舞踏場及び舞踏教授所の取締に関する件」から ほか)

「BOOKデータベース」 より

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