ためらいの看護
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ためらいの看護
ハザ, 2022.12
増補
- タイトル読み
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タメライ ノ カンゴ
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注記
初版: 岩波書店 2007年刊
内容説明・目次
内容説明
「不自由な手で、ようやくスプーンを口元まで運んだ人が、好物のゼリーに目を丸めてぼくに喜びを伝える。ハラハラして見ていたぼくにも嬉しさがこみ上げる。相手の喜びを理解したからというのではない。ただ見ているだけ、というぼく自身の弱さから救われた喜びである。そのぼくを見て、相手の目がさらに輝く。…生きている限り心臓が弾み続けいのちを支えるかのように、ケアの弾性は人と人の間にいのちをもたらす」(本書より)介護・看護の現場から生まれた臨床哲学の名著の増補版。巻末に九鬼周造『偶然性の問題』をテーマにした著者の修士論文を新たに収録。
目次
- 1 病の意味を見いだす(「信なき理解」から「ためらいの看護」へ;食と生きざま ほか)
- 2 パッチングケアの方へ(臨床看護の現場から;ケアの弾性—認知症老人ケアの視点)
- 3 人に寄り添うということ(臨床テツガク講座;隠すプライバシーで露わとなること ほか)
- 補遺 ケアの弾性(ケアの偶然性;死活の契機 ほか)
「BOOKデータベース」 より