書誌事項

「鬱屈」の時代をよむ

今野真二著

(集英社新書, 1147F)

集英社, 2023.1

タイトル別名

鬱屈の時代をよむ

タイトル読み

「ウックツ」ノ ジダイ オ ヨム

大学図書館所蔵 件 / 67

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

新型コロナウイルスの流行、東日本大震災、ウクライナ侵攻…など、人々を「鬱屈」とさせる未曾有の混乱に見舞われている現代。我々は、内面に生じるモヤモヤした感情とどう付き合うべきか。そのヒントは、一〇〇年前にあった!本書では、スペイン風邪や関東大震災、そして第一次世界大戦の時代における、「災後」の言語空間に着目。夏目漱石や太宰治、芥川龍之介、田山花袋などの有名文学作品をはじめ、雑誌、辞書、詩といった膨大な資料を引きながら、「鬱屈」の時代を読み解く。

目次

  • 第1章 気持ち・感情・感覚の言語表現(気持ちと感情;気持ち・感情と身体性 ほか)
  • 第2章 文学作品の「鬱屈」(夏目漱石「道草」;佐藤春夫「田園の憂鬱」 ほか)
  • 第3章 辞書に載せられた鬱屈した「気持ち・感情」(『ポケット顧問 や・此は便利だ』;『新らしい言葉の字引』 ほか)
  • 第4章 詩的言語にあらわれた「鬱屈」(「気持ち・感情」を言語化する;災後の詩的言語 ほか)
  • 第5章 二〇二〇年〜二〇二二年の「鬱屈」(新型コロナウイルスと言語表現;ウクライナ戦争と言語表現 ほか)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ