失格でもいいじゃないの : 太宰治の罪と愛
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書誌事項
失格でもいいじゃないの : 太宰治の罪と愛
(講談社選書メチエ, 779)
講談社, 2023.2
- タイトル別名
-
失格でもいいじゃないの : 太宰治の罪と愛
失格でもいいじゃないの : 太宰治の罪と愛
- タイトル読み
-
シッカク デモ イイ ジャ ナイノ : ダザイ オサム ノ ツミ ト アイ
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注記
主要参考文献: p246-249
内容説明・目次
内容説明
盗作、薬物中毒、数度の心中事件…。最後は妻子を残して愛人と三八歳で入水心中を遂げた作家は、今なお多くの読者を惹きつけてやまない。三島由紀夫に「治りたがらない病人」と毛嫌いされ、「走れメロス」のモチーフ「熱海事件」に巻き込まれた檀一雄を激怒させた作家。太宰の弱者に寄り添う独特な視線、自堕落なあり方は、弱々しく生きる自由を決して否定しない。ダメ人間太宰の深い愛に触れる、感動の評論。
目次
- 序章 ふたつの失格
- 第1章 言語的異性装趣味—女生徒の見た世界(女であることへの嫌悪;なぜ私は「女」なのか ほか)
- 第2章 人間失格と人間宣言—太宰治と天皇(人間と「人非人」;太宰と戦後社会 ほか)
- 第3章 戦後の作家のサバイバル—太宰と三島(三島由紀夫は太宰治の文学をどのように見ていたか;二人の邂逅 ほか)
- 終章 私的太宰治論あるいはすこし長いあとがき
「BOOKデータベース」 より