女帝と道化のロシア
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書誌事項
女帝と道化のロシア
(学術選書, 108)
京都大学学術出版会, 2023.2
- タイトル読み
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ジョテイ ト ドウケ ノ ロシア
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注記
参考文献: p398-411
内容説明・目次
内容説明
ロマノフ朝ロシア帝国、4人目の皇帝アンナの治世は暗黒時代とも見なされているが、イタリアから劇団や音楽家などを招聘するなど、西洋文化を積極的に摂取したのもこの時代である。時代の息吹を教えるのは、新都サンクト・ペテルブルクの建設とともに、印刷・文字文化の媒体として発達したロシア特有の版画ルボークであった。本書は宗教物語、外国のニュースや風俗、風刺、日常生活など、世俗的で多岐にわたる題材を扱うルボークを紹介しながら、民衆の娯楽と啓蒙の世界を伝える。
目次
- 序 一枚の木版画
- 第1章 “怒濤”の後—ピョートル大帝なきロシアとアンナ女帝
- 第2章 赤鼻道化、参上—“戯け”の時代
- 第3章 芸は身を助く—或るイタリア人楽師のメタモルフォーゼ
- 第4章 道化の妻たち—仲人婆と「悪妻」
- 第5章 “氷の館”—ロシア式結婚狂騒曲
- 第6章 皇帝とフォークロア—語り部の女たちに囲まれて
「BOOKデータベース」 より