近世文学史論 : 古典知の継承と展開

書誌事項

近世文学史論 : 古典知の継承と展開

鈴木健一著

岩波書店, 2023.2

タイトル別名

A study of early modern literature history

タイトル読み

キンセイ ブンガク シロン : コテンチ ノ ケイショウ ト テンカイ

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注記

欧文タイトルは巻末の英文要旨による

内容説明・目次

内容説明

近世文学がもたらした古典から近代への転換。古典をめぐる知の蓄積は、近世に至って秩序化され、出版文化の発展を通して広く人びとに浸透した。学問と文芸の融合した知の共同体のなかで、緩やかに豊かに近代への転換が成し遂げられる—。近世から日本の文学史を再考する。

目次

  • 序章 古典知の達成—文学史における近世
  • 第1編 学問と文芸の融合—知の共同体の形成(後水尾院と林羅山—近世詩歌史の始発;後陽成天皇歌壇の展開—文化への復興へ ほか)
  • 第2編 “型”の継承と変容—新しさの創出への苦闘(フレームとしての詩歌のことば—美の規範;和歌史の中の『万葉集』—起爆剤としての文化装置 ほか)
  • 第3編 画と詩の交響—絵画体験と美意識の浸透(和歌と絵画が出逢う時—和歌の図像学;近世の物質文化と和歌—実在感と想像力 ほか)
  • 第4編 神秘性から日常性へ—現実に対処する精神(鳥獣虫魚の文学史—“神との回路”と“人の心の鏡”;海の文学史—向こう側から生活世界へ ほか)
  • 終章 近世から近代、そして現代へ—“共同性”のゆくえ

「BOOKデータベース」 より

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