近世文学史論 : 古典知の継承と展開
著者
書誌事項
近世文学史論 : 古典知の継承と展開
岩波書店, 2023.2
- タイトル別名
-
A study of early modern literature history
- タイトル読み
-
キンセイ ブンガク シロン : コテンチ ノ ケイショウ ト テンカイ
大学図書館所蔵 件 / 全93件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
欧文タイトルは巻末の英文要旨による
内容説明・目次
内容説明
近世文学がもたらした古典から近代への転換。古典をめぐる知の蓄積は、近世に至って秩序化され、出版文化の発展を通して広く人びとに浸透した。学問と文芸の融合した知の共同体のなかで、緩やかに豊かに近代への転換が成し遂げられる—。近世から日本の文学史を再考する。
目次
- 序章 古典知の達成—文学史における近世
- 第1編 学問と文芸の融合—知の共同体の形成(後水尾院と林羅山—近世詩歌史の始発;後陽成天皇歌壇の展開—文化への復興へ ほか)
- 第2編 “型”の継承と変容—新しさの創出への苦闘(フレームとしての詩歌のことば—美の規範;和歌史の中の『万葉集』—起爆剤としての文化装置 ほか)
- 第3編 画と詩の交響—絵画体験と美意識の浸透(和歌と絵画が出逢う時—和歌の図像学;近世の物質文化と和歌—実在感と想像力 ほか)
- 第4編 神秘性から日常性へ—現実に対処する精神(鳥獣虫魚の文学史—“神との回路”と“人の心の鏡”;海の文学史—向こう側から生活世界へ ほか)
- 終章 近世から近代、そして現代へ—“共同性”のゆくえ
「BOOKデータベース」 より