音楽のなかの典礼 : ベートーヴェン《ミサ・ソレムニス》はどのように聴かれたか
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書誌事項
音楽のなかの典礼 : ベートーヴェン《ミサ・ソレムニス》はどのように聴かれたか
春秋社, 2023.1
- タイトル別名
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Ludwig van Beethoven : missa solemnis
ベートーヴェンミサソレムニスはどのように聴かれたか
- タイトル読み
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オンガク ノ ナカ ノ テンレイ : ベートーヴェン 《ミサ・ソレムニス》 ワ ドノヨウニ キカレタカ
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注記
博士論文 (東京大学, 2020年提出) に加筆修正を施したもの
参考文献: 巻末p11-21
内容説明・目次
内容説明
“非典礼的な教会音楽”の受容史。ベートーヴェン晩年の「異化された大作」(アドルノ)であり、既存の枠組みを大きく越え出た異形の教会音楽“ミサ・ソレムニス”は、キリスト教の自明性が問われていた19世紀のドイツにおいて、どのように捉えられてきたのか。宗派や立場の異なる批評家たちの言説をひもとくことで、音楽における「芸術」、「宗教」そして「教会」の複雑に入り組んだ関係性を浮き彫りにする。
目次
- 序論 「楽聖」の「問題作」
- 第1部 プロテスタントによる“ミサ・ソレムニス”論(新時代の宗教音楽としての“ミサ・ソレムニス”;ベートーヴェンの「神秘主義」的教会音楽;「フモリスト」ベートーヴェンの教会音楽)
- 第2部 カトリックによる“ミサ・ソレムニス”論(“未来のドラマ”としての“ミサ・ソレムニス”;“ミサ・ソレムニス”の弁証学;「教会音楽」と「宗教音楽」;音楽における「教会的」とは何か)
- 結論 典礼と芸術
「BOOKデータベース」 より