ポスト・ヨーロッパ : 共産主義後をどう生き抜くか

書誌事項

ポスト・ヨーロッパ : 共産主義後をどう生き抜くか

スラヴェンカ・ドラクリッチ著 ; 栃井裕美訳

人文書院, 2023.2

タイトル別名

Café Europa revisited : how to survive post-communism

ポストヨーロッパ : 共産主義後をどう生き抜くか

タイトル読み

ポスト・ヨーロッパ : キョウサン シュギゴ オ ドウ イキヌクカ

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注記

原著(New York : Penguin Books, 2021)の全訳

内容説明・目次

内容説明

共産主義終焉から30年後の東欧。ストックホルムでオウムを連れた移民、リヴィウの少女の写真、スコピエのアレキサンダー大王の彫刻、ソ連軍によるプラハ侵攻50周年の記念式典など、東欧の現在の政治的・社会的問題を垣間見ることができる刺激的でタイムリーな政治的ルポルタージュ。東欧のボーヴォワールともいわれ、内戦を経験した旧ユーゴ出身のジャーナリストが鋭くえぐる西側の論理からだけではみえないヨーロッパ事情。

目次

  • 昔々、一九八九年のある日のこと
  • ヨーロッパのフードアパルトヘイト—すべての胃袋は同じにあらず?
  • ウクライナの不機嫌な女の子—人は何を見て、何を見落とすのか
  • アンゲラおばさんとドナルド・トランプの会談—アンゲラ・メルケルとオルバーン・ヴィクトルのシーソーゲーム
  • 一九六八年プラハ:なぜ共産主義はウールのセーターに似ているのか—…あるいは、犠牲者の追悼が不快な理由
  • 女性、ハラスメント、東、西—暴力に耐性のある女性なんていない
  • 恐怖を煽る—ナショナリズムが感情を呼び起こす理由
  • 北マケドニア共和国—より良い過去をいかに構築するか
  • スウェーデンのオウム、移民問題など—かつての移民と新たな難民をめぐって
  • お気に入りのカード—一枚の魔法のプラスチックカードにできた亀裂
  • ロスト・イン・トランジョン—社会的所有から私有財産への長い道のり
  • ホロコーストと盗まれた記憶—追悼のさまざまな方法をめぐって
  • ヨーロッパ合州国?—東欧の移民熱
  • 未来の音楽—二〇一一年イタリア:古きよきヨーロッパ、新たなヨーロッパ、変わりゆくヨーロッパ
  • 私のブレグジット

「BOOKデータベース」 より

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