強欲資本主義は死んだ : 個人主義からコミュニティの時代へ
著者
書誌事項
強欲資本主義は死んだ : 個人主義からコミュニティの時代へ
勁草書房, 2023.2
- タイトル別名
-
Greed is dead : politics after individualism
- タイトル読み
-
ゴウヨク シホン シュギ ワ シンダ : コジン シュギ カラ コミュニティ ノ ジダイ エ
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注記
原著(Allen Lane, 2020)の全訳
参考文献: 巻末p7-22
内容説明・目次
内容説明
「古い資本主義」の混迷を回顧し、「新しい資本主義」を展望する!いま経済と政治を混乱させているのは、個人主義の行き過ぎであり、自己中心的思考の蔓延である。「私が生み出したものはすべて私のもの」であり、「私が正しいのだから私に従え」と主張する。どちらも「私がすべて」である。こうした過剰な個人主義が経済格差と政治の機能不全をもたらした。必要なのは独善的リーダーでも、株主主権の強化でも、国家による中央集権化でもなく、地域コミュニティや多様な中間組織の再生だ。マイケル・サンデルらは市場競争がコミュニティを破壊するというが、資本主義とコミュニティは共存し、「共創」できる。その処方箋を本書は提示する。
目次
- 何が起こっているのか?
- 第1部 個人主義の勝利(個人主義経済学;権利;公民権から表現的アイデンティティへ)
- 第2部 政府—苦悩の症状(父権主義的国家の興亡;政治的地殻変動;労働党が労働者階級の支持を失った経緯)
- 第3部 コミュニティ(私たちのコミュニティ的性質;コミュニタリアンの統治;コミュニタリアンの政治;コミュニタリアリズム、市場、ビジネス;場のコミュニティ)
- エピローグ 嵐から身を守るために
「BOOKデータベース」 より