近世後期江戸小説論攷

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近世後期江戸小説論攷

山本和明著

勉誠出版 (発売), 2023.2 , 勉誠社(製作)

タイトル読み

キンセイ コウキ エド ショウセツ ロンコウ

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注記

書名・人名索引: 巻末p1-11

令和4年度日本学術振興会科学研究費補助金「研究成果公開促進費」助成出版

内容説明・目次

内容説明

「考証」の力、「文」の力。近世後期、版本写本による書物流通は一層の広がりをみせ、多種多様な知識が創作出版の場にも流れ込んでいった。作者が作品を構築する際に、如何にその典拠を選びとり、構想したのか。古語や古い文体に対する豊富な知見を、どのように作品と言う形に結実させていったのか。挿絵と文との連環関係は如何に発展的に展開されたのか。山東京伝、石川雅望の作品を軸に、作品の背後にある知的空間、そして、それらを縦横無尽に駆使していった作者たちの営みを、作品そのもの、そして、関連する資料から炙りだす。従来の典拠研究、様式研究とは一線を画す、新たな文学研究の方法を示す画期的な一書。

目次

  • 第1部 京伝作品攷(京伝洒落本の写実;改名という作為—『昔話稲妻表紙』論;京伝と牧之—『優曇華物語』論 ほか)
  • 第2部 和学・和文小説攷(京伝・雅望と和学;附論 考証と戯作;古典再生—『飛騨匠物語』 ほか)
  • 第3部 後期小説の周縁(諸国奇談集の一側面;附論 一九世紀の旅路;七重八重花は咲けども 太田道潅雄飛録論 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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