「ポストヒューマン」の文学 : 埴谷雄高、花田清輝、安部公房、そして澁澤龍彦
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「ポストヒューマン」の文学 : 埴谷雄高、花田清輝、安部公房、そして澁澤龍彦
国書刊行会, 2023.2
- タイトル別名
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ポストヒューマンの文学 : 埴谷雄高花田清輝安部公房そして澁澤龍彦
「ポストヒューマン」の文学 : 埴谷雄高、花田清輝、安部公房、そして澁澤龍彦
- タイトル読み
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「ポストヒューマン」ノ ブンガク : ハニヤ ユタカ、ハナダ キヨテル、アベ コウボウ、ソシテ シブサワ タツヒコ
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注記
2022年度愛知大学出版助成を受けたもの
索引: p488-504
内容説明・目次
内容説明
人間の“後”には何が来るのか?—“人間中心主義”の超克を画策する埴谷雄高、花田清輝、安部公房、澁澤龍彦の文学を共振させ、来たるべき“ポストヒューマン”のヴィジョンへと架橋する画期的論考。
目次
- 序章 “ポストヒューマン”のY字路—安部公房『第四間氷期』をめぐる交響
- 1 “存在の革命”—埴谷雄高から安部公房へ(埴谷雄高「虚空」と花田清輝—ポオ『メールストロームの渦』をめぐる軋轢と共振;“魂”のフロッタージュと“物”のコラージュ—埴谷雄高「一枚のエルンストの絵に」;シュペルヴィエルの影—埴谷雄高と安部公房「壁—S・カルマ氏の犯罪」)
- 2 “オブジェ”の思想—安部公房と花田清輝(安部公房『壁』の中の“ダリ”—“偏執狂的批判的方法”と“異形の身体”表象;“オブジェ”達の革命—花田清輝と安部公房「壁—S・カルマ氏の犯罪」;“人形”のレジスタンス—花田清輝の“鉱物中心主義”的モティーフと“革命”のヴィジョン)
- 3 『死霊』と“反出生主義”—埴谷雄高から澁澤龍彦へ(“子供”を生むこと—埴谷雄高『死霊』の中の“反出生主義”;“私小説”としての『死霊』—“反出生主義”をめぐる埴谷雄高の“芸術”と“実生活”;“単性生殖”のユートピア—埴谷雄高と澁澤龍彦の“反出生主義)
- 4 “ポストヒューマン”の地平—澁澤龍彦と“人形愛”(“生きた人形”あるいは“犬”のような少女—川端康成「片腕」を読む澁澤龍彦;“独身者の機械”と“異形の身体”表象—「他人の顔」「片腕」「人形塚」の同時代性;ハンス・ベルメールの反時代的身体—四谷シモンが“球体関節人形”と澁澤龍彦に出逢う時;〈マネキン人形〉の詩学—安部公房と澁澤龍彦の“人形愛”)
- 終章 “人新世”の埴谷雄高—『死霊』とポスト“人間中心主義”
「BOOKデータベース」 より