消え去る立法者 : フランス啓蒙における政治と歴史

書誌事項

消え去る立法者 : フランス啓蒙における政治と歴史

王寺賢太著

名古屋大学出版会, 2023.2

タイトル別名

Le législateur évanescent : politique et histoire dans la philosophie des lumières

タイトル読み

キエサル リッポウシャ : フランス ケイモウ ニオケル セイジ ト レキシ

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注記

参照文献: 巻末p17-30

内容説明・目次

内容説明

かつてこんなふうに読まれたことがあっただろうか。モンテスキューとルソー、そしてディドロへ。彼らが格闘し、解き明かし、残した問題とは何か。新たな共同体の創設という課題に直面し、法の根拠を問い直す重層的なテクストを読み抜き、「啓蒙」をクリシェから解き放った、気鋭の労作。

目次

  • フランス啓蒙における立法者論の問題設定—政治と歴史のあいだ
  • 第1篇 モンテスキュー—『法の精神』(統治という回路—『法の精神』における法律・政体・歴史;一種の革命家—フランス中世法制史とモンテスキューの立法者論)
  • 第2篇 ルソー—『人間不平等起源論』から『社会契約論』へ(自然状態からの飛躍と反転—『人間不平等起源論』における歴史批判;主権論への転回、法の存立条件への遡行—『政治経済論』から『ジュネーヴ草稿』へ;社会契約への遡行、社会契約からの反復—『社会契約論』における立法者論の転倒とその帰結)
  • 消え去る理想郷—モンテスキューとルソーからディドロへ

「BOOKデータベース」 より

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