中世長谷寺の歴史と説話伝承
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中世長谷寺の歴史と説話伝承
(研究叢書, 553)
和泉書院, 2023.2
- タイトル読み
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チュウセイ ハセデラ ノ レキシ ト セツワ デンショウ
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注記
主な引用文献の出典一覧: p21-23
長谷寺研究文献目録(1974年4月-2022年3月): p795-839
内容説明・目次
内容説明
多角的視点から有名観音寺院の歴史をひもとく画期的な著作。奈良県桜井市にある真言宗豊山派総本山長谷寺は、日本の代表的な観音霊場として古来著名である。寺の歴史は千年以上に及び、中世さまざまな説話伝承も生成したが、幾多の困難を乗り越えてきた歴史や、説説との関わりについて本格的な研究は従来なかった。本書では、観音霊験説話集『長谷寺験記』の成立事情と個々の説話の歴史的背景及び長谷観音霊験譚の特質、伝承の背後にある神仏習合や霊木・霊石の崇拝等の諸相、度重なる火災や興福寺による末寺支配等の危機的状況への対応というテーマを設定し、説話伝承との関わりの解明を通じて、説話を語り、受け継ぐ営みの具体相を、人々の生きた歴史として読み解く。仏教史学・歴史学・美術史学・民俗学等、隣接諸学の研究成果も可能な限り参照。
目次
- 第1部 『長谷寺験記』とは何か
- 第2部 中世長谷寺の神祇と説話
- 第3部 長谷観音の御衣木と台座石
- 第4部 長谷観音霊験譚の諸相と歴史的背景
- 第5部 長谷観音霊験譚と藁しべ長者
- 第6部 資料紹介
「BOOKデータベース」 より