テロルの女たち : 日本近代文学における政治とジェンダー

書誌事項

テロルの女たち : 日本近代文学における政治とジェンダー

倉田容子著

花鳥社, 2023.2

タイトル別名

テロルの女たち : 日本近代文学における政治とジェンダー

タイトル読み

テロル ノ オンナ タチ : ニホン キンダイ ブンガク ニオケル セイジ ト ジェンダー

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内容説明・目次

内容説明

共同体に滅亡をもたらす者、革命家として憲兵の刃に倒れる者、産まれたばかりの我が子を手にかける者—死と暴力にまみれ、恐怖の相貌を帯びた女性たちはなぜ描かれたのか。19、20世紀を生きた作家たち、宮崎夢柳・福田英子・平林たい子・三枝和子の諸作品から、今なお根強く残るジェンダー秩序と、女性表象や女性解放をめぐる問題に鋭く切り込む。

目次

  • 公/私区分とジェンダー
  • 1 自由と女—宮崎夢柳の政治小説(「佳人」の死—「芒の一と叢」における女性表象;土佐を歩く夢柳—初期テクストと土佐自由民権運動の距離;「鬼啾啾」における「主義」と「私事」)
  • 2 階級と女—福田英子と平林たい子(「女壮士」の行方—景山英子から福田英子へ;「理知」と「意志」のフェミニズム—平林たい子における公/私の脱領域化;境界をめぐる物語—平林たい子「夜風」論)
  • 3 文化と女—三枝和子のフェミニズム・ディストピア(亡霊的な「女性原理」—「鬼どもの夜は深い」を中心として;「自由」への憧憬と懐疑—『八月の修羅』から『隅田川原』へ;友でもなく、敵でもない者)
  • テロルの女たち

「BOOKデータベース」 より

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