1980年、女たちは「自分」を語りはじめた : フェミニストカウンセリングが拓いた道

書誌事項

1980年、女たちは「自分」を語りはじめた : フェミニストカウンセリングが拓いた道

河野貴代美著

幻冬舎, 2023.3

タイトル別名

1980年女たちは自分を語りはじめた : フェミニストカウンセリングが拓いた道

タイトル読み

1980ネン オンナ タチ ワ ジブン オ カタリハジメタ : フェミニスト カウンセリング ガ ヒライタ ミチ

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内容説明・目次

内容説明

母、妻としての役割しか求められない女性たちの心理的虚しさは、贅沢な悩みとして取りあってもらえず、夫からの暴力は夫婦間の問題として軽く扱われていた。セクハラという言葉はなく、痴漢は女性に隙があったと責任を転嫁された。1980年とはそんな時代だ。フェミニストカウンセリングは、「苦しいのは、あなたが悪いのではない」と女性たちに「語り」を促し、社会の変化を後押ししてきた。女性たちが語り、聞いてもらえるカウンセリング・ルームをはじめて作った創始者によるエンパワーメントの歴史。

目次

  • 序章 発見された「女たちのうめき」—フェミニストセラピィ前史
  • 第1章 女性解放の視点での心理療法—フェミニストセラピィの発祥
  • 第2章 自分の言葉を見つけていく—米国におけるフェミニストセラピィの発展と変化
  • 第3章 語り、聞いてもらうことへの日本女性の飢え—日本へのフェミニストカウンセリングの導入
  • 第4章 役割を離れた「自分」を模索する—日本で始まったフェミニストカウンセリングの歴史
  • 第5章 「可能性」を広げる—フェミニストカウンセリングの発展
  • 第6章 暴力、ハラスメントに立ち向かう—フェミニストカウンセリングのメインになる仕事内容
  • 第7章 心理的困窮を「病気」と考えない—日本におけるフェミニストカウンセリングの特徴
  • 第8章 森瑶子の母娘問題他—フェミニストカウンセリングの事例
  • 終章 女たちは自分の人生を生き、語れるようになったか?—今後の課題
  • 対談 河野貴代美×上野千鶴子「フェミニストカウンセリングは何をしたか?何をできなかったか?」

「BOOKデータベース」 より

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