明治改暦のゆくえ : 近代日本における暦と神道

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明治改暦のゆくえ : 近代日本における暦と神道

下村育世著

ぺりかん社, 2023.2

タイトル読み

メイジ カイレキ ノ ユクエ : キンダイ ニホン ニオケル コヨミ ト シントウ

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注記

博士学位論文「近代日本における暦・国家・宗教 : 暦の編纂・製造・頒布制度と神社神道との関連をめぐって」 (一橋大学, 2021年) をもとに加筆改題したもの

年表: p285-313

内容説明・目次

内容説明

明治改暦のイデオロギーは、国民に生の秩序の統一を要求した。—明治六年、政府は欧米諸国と同じ太陽暦を採用した。それは単なる「開化」ではなく、日本的伝統の模索という「復古」的側面も併せもつ。近代の暦の通行制度の変遷を明らかにし、神道との関わりを追究して、近代日本の統一的時間の徹底の諸相と意味づけを解き明かす。

目次

  • 序章
  • 第1章 近代日本における暦の「開化」と「復古」—神宮による頒暦制度の成立
  • 第2章 明治改暦におけるグレゴリオ暦をめぐる問題—日本らしい暦とは何か
  • 第3章 近世的頒暦制度の終焉—奈良暦師・吉川家の近代
  • 第4章 改暦後の新旧暦使用—『明治二十二年両暦使用取調書』の基礎的研究
  • 第5章 近代の暦と神社神道—神宮大麻とともに頒布された暦
  • 第6章 官暦の頒布数と流通の地域的偏り
  • 第7章 近代日本における暦の統一と時の支配—昭和戦中期の暦と神宮大麻の頒布方法から
  • 終章

「BOOKデータベース」 より

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