ホロコーストとナクバ : 歴史とトラウマについての新たな話法

書誌事項

ホロコーストとナクバ : 歴史とトラウマについての新たな話法

バシール・バシール, アモス・ゴールドバーグ編 ; 小森謙一郎訳

水声社, 2023.2

タイトル別名

The Holocaust and the Nakba : a new grammar of trauma and history

The Holocaust

The Nakba

השואה

הנכבה

الهولوكوست

النكبة

The holocaust the nakba

タイトル読み

ホロコースト ト ナクバ : レキシ ト トラウマ ニツイテ ノ アラタナ ワホウ

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注記

参考文献: p438-466

原著英語版 (Columbia University Press, c2019) の翻訳

内容説明・目次

内容説明

2011年、故郷喪失の追悼行事を封じ込める「ナクバ法」がイスラエルで成立した。ユダヤ人迫害を背景に建国されたイスラエルと、それゆえに郷土を破壊され奪われたパレスチナ人。両者の間には、いかなる共存の未来も存在しないのか—そして過去については?ユダヤ人とアラブ人双方の学者・作家19名が協同し、ユダヤ・中東史の深層を読み解きながら、政治的・歴史的分断を超えて語るための方法を探求する。

目次

  • 第1部 ホロコーストとナクバ—新たな政治的・歴史的語法を可能にする諸条件(ユダヤ人とパレスチナ人を襲った災厄の前触れ—ヨーロッパの国民国家建設とその有害な遺産 一九一二‐一九四八年;ムスリムたち(ショアー、ナクバ) ほか)
  • 第2部 ホロコーストとナクバ—歴史とカウンターヒストリー(コワルスキー夫妻が歴史に挑戦したとき—ジャッファ、一九四九年 ホロコーストとナクバのあいだ;荒れ狂う波に向けて上げた大胆な声—パレスチナ人知識人ナジャーティー・スィドキーと第二次世界大戦時のナチの教義に対するその闘い ほか)
  • 第3部 ホロコーストとナクバ—トラウマ的シニフィアンの展開(記憶の文化—レア・グルンディヒとアベド・アーブディーの作品におけるホロコーストとナクバのイメージ;マアバラ—ショアーとナクバのあいだのミズラヒーム ほか)
  • 第4部 エリヤース・フーリー『ゲットーの子供たち—わが名はアダム』について—ホロコーストとともにナクバを語る(対位法的読解としての小説—エリヤース・フーリーの『ゲットーの子供たち—わが名はアダム』;沈黙を書くこと—フーリーの小説『ゲットーの子供たち—わが名はアダム』を読む ほか)

「BOOKデータベース」 より

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