ワクチン開発と戦争犯罪 : インドネシア破傷風事件の真相

書誌事項

ワクチン開発と戦争犯罪 : インドネシア破傷風事件の真相

倉沢愛子, 松村高夫著

岩波書店, 2023.3

タイトル読み

ワクチン カイハツ ト センソウ ハンザイ : インドネシア ハショウフウ ジケン ノ シンソウ

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注記

参考文献・インタビュー対象者ほか: 巻末p1-11

内容説明・目次

内容説明

一九四四年八月、ジャカルタの収容所で、ワクチンを接種した「ロームシャ」が破傷風で多数死亡した。伝染性のない破傷風患者が、なぜ大量発生したのか。ワクチンを汚染した「犯人」として処刑されたインドネシア人医師、破傷風で命を落とした「ロームシャ」、そして遙か離れた中国大陸で七三一部隊の人体実験に供された「マルタ」をつなぐ日本軍の謀略が、八〇年の時を経て、いま明らかになる。

目次

  • 第1部 つくられた破傷風ワクチン「謀略」事件(ロームシャ収容所の地獄絵―破傷風患者の大量発生;スケープゴートがつくられるまで―日本軍が捏造したドラマ;蜘蛛の巣から逃れて―マルズキの場合;行われなかった真相究明)
  • 第2部 それは人体実験だったのか―七三一部隊のワクチン戦略(七三一部隊は何をしたのか―ハルビンからバンドゥンへ;南方軍防疫給水部は何をしたのか―そしてパスツール研究所は;医師たちの戦後)

「BOOKデータベース」 より

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