トラウマ・リカバリー・グループ : 実践のための手引き

書誌事項

トラウマ・リカバリー・グループ : 実践のための手引き

M.メンデルソン [ほか] 著 ; 杉山恵理子, 小宮浩美訳

金剛出版, 2023.3

タイトル別名

The trauma recovery group : a guide for practitioners

トラウマリカバリーグループ

タイトル読み

トラウマ リカバリー グループ : ジッセン ノ タメ ノ テビキ

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注記

その他の著者: J.L.ハーマン, E.シャッザウ, M.ココ, D.カリヴァヤリル, J.レヴィタン

文献: p207-217

内容説明・目次

内容説明

対人暴力によるトラウマで被る主要な痛手は、被害者と社会との関係が崩壊し、被害者が孤立させられることにある。複雑性PTSD概念の提唱者として知られるジュディス・L・ハーマンが示す治療モデルのなかでも、被害者が対人的つながりを取り戻すための重要な回復過程に位置づけられるのが、トラウマ・リカバリー・グループ(TRG)である。TRGは目標指向的・相互支援的なグループ療法であり、参加者が自身のトラウマに関連する達成可能な目標を設定し、トラウマ体験の共有とメンバーからの共感的なフィードバックを経て、目標達成へと進むための、安全な枠組みにおける対人関係を提供する。TRGを導くための手引書であり、ハーマンたちの理論と実践の成果も示す本書は、複雑性トラウマ支援のための包括的マニュアルと言える。付録には、メンバー選定などの事前準備や毎回のセッションで使われる用紙など、グループ運営に必要な資料を備える。

目次

  • 第1章 対人暴力とトラウマの克服
  • 第2章 トラウマ・リカバリー・グループの概要
  • 第3章 準備とメンバーの選定
  • 第4章 目標設定期
  • 第5章 目標達成期
  • 第6章 終結期
  • 第7章 スーパーヴィジョン
  • 第8章 対象に応じたTRGの適用
  • 第9章 TRGの治療効果の研究
  • 付録

「BOOKデータベース」 より

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