石川啄木と労働者 : 「工場法」とストライキをめぐり

Bibliographic Information

石川啄木と労働者 : 「工場法」とストライキをめぐり

碓田のぼる著

本の泉社, 2023.5

Other Title

石川啄木と労働者 : 工場法とストライキをめぐり

Title Transcription

イシカワ タクボク ト ロウドウシャ : 「コウジョウ ホウ」ト ストライキ オ メグリ

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Description and Table of Contents

Description

新しき明日の来るを信ずといふ自分の言葉に嘘はなけれど―『悲しき玩具』に収めた著名なこの歌の第三行末の「―」は、啄木の明らかな逡巡を示していた。啄木研究者や、短歌解説者の多くは、前行の思想を否定し、「―」の部分に絶望を見出した。しかし、啄木の「―」はそうではなかった。啄木は、死の三月前、一月三日の日記に「国民が、団結すれば勝つといふ事、多数は力なりといふ事」と記し、それを解いてみせた。「―」は、「連帯」探求の旗印だったのである。

Table of Contents

  • 第1部 石川啄木と「工場法」(小樽から釧路へ―社会主義への無関心の呪縛をといて;砲兵工廠の煙の認識と発展;「百回通信」にみる「工場法案」と議会(その1);「泣いてやりしかな」考1;「赤旗事件」と啄木の反応 ほか)
  • 第2部 石川啄木とストライキ(啄木における第一のストライキ;時代を負った言葉;「ひそかに淋し」考;啄木における第二のストライキ;二つのストライキをめぐって ほか)

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Details

  • NCID
    BD02134717
  • ISBN
    • 9784780722406
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    181p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
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